オビ=ワン6話でわかる本当の“解放”の物語

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ayumi

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This is the way.

ディズニールネサンス育ち。
『アラジン』は一生で一番多く観た映画になる予定。
ディズニーとスターウォーズ界隈を行ったり来たりしています。
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『オビ=ワン・ケノービ』パート6の考察です。

いよいよシーズン1の最終話ということで何から書けば良いやら…

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困った時はHello there!!!!!!!

それでは早速いってみましょう。

前回考察はこちら。

守るべき存在

オビ=ワン、レイア、パスの仲間たちが乗った船をダース・ヴェイダーが追いかけるシーンで終わったパート5。

オンボロ船に対して容赦なく攻撃してくる帝国側の様子を見て、オビ=ワンは自分が囮になる作戦を提案をします。

レイア大反対。

でもオビ=ワンの目的はルークとレイアをダース・ヴェイダーから守ることですから、考えうる最善の策と言えるでしょう。

10年間ルークを見守り続け、レイア救出の要請があった時も気乗りしない様子だったオビ=ワンが、たった数日でここまで変わったのは驚きです。

LucasFilm/Disney

ラストでレイアに、本当の両親の話をしてあげるシーンがあります。

君は賢く、鋭敏で、心優しい そこはお母上に似ている
だが一方 情熱的で 大胆でまっすぐだ そこはお父上に似た

オビ=ワンはレイアと過ごす中で、彼女の中にアナキンとパドメの面影を見つけます。

10年間ただひたすらルークのことだけを見守ってきて、それが正しいと思っていたけれど、レイアもまた守るべき存在だということ。

本当に守らなければならないのは、アナキンとパドメの遺志=ルークとレイア、だということを噛み締めているようです。

オビ=ワンがヴェイダーに1人で立ち向かっている時、ルークの保護者であるオーウェンにはリーヴァの魔の手が迫っていました。

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ルークを守るために武装するベルーおばさんの凛々しさにビックリ……!

オーウェン夫婦に関しては、『新たなる希望』であっけなく亡くなってしまい、どんなキャラクターだったのか描写されることがほとんどなかったと言えます。

義理の兄弟の子どもを育てるとはどういう心境なのか、危険を承知でルークを育てた真意が見えづらかったのですが、今回のリーヴァとの対戦シーンでそれが垣間見えました。

オーウェン夫婦はルークを実子として育てており、当然、危険よりも愛しさが勝っていたのです。

『新たなる希望』までの空白期間を描くことで、キャラクターの関係性にも深みが増しています。

「ヴェイダーが仇」は自称だった

これもまた『新たなる希望』『帝国の逆襲』で語られる「ルークの父親はダース・ヴェイダーに殺された」説。

ルーク自身がオーウェン夫婦やオビ=ワン、ヨーダにも同じように説明されています。

LucasFilm/Disney

今回の『オビ=ワン・ケノービ』パート6で明かされたのは、「この説、ダース・ヴェイダー発だった」ということ。

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本人談だったんかい!!

オビ=ワンがダース・ヴェイダーを窮地に追い込んだ時、ヴェイダーのマスクが半分壊れ、素顔が見えます。

オビ=ワンはとっさに「申し訳ない」と言いますが、ヴェイダーは「アナキン・スカイウォーカーを殺したのは自分だ」と言うのです。

しかしヴェイダーが自称した時点で、既にルークは10歳。

ルークとオーウェンが訪れた店の店主が、ルークに向かって「忍耐強い叔父だな」と話しかけるシーンがあるので、実の親でないことは知っている模様。

10年間どういう説明をしていたのか謎ですが、これからは示し合わせたように「父親はヴェイダーに…」と全員が言うのでしょうか。

遠くにいるヨーダにはこの件をどのように伝えたのか、これは『オビ=ワン・ケノービ』シーズン2以降で描かれるかもしれませんね。

最後の最後にご褒美

ダース・ヴェイダーとの対決を控えたオビ=ワンは、例のごとくクワイ=ガンに呼びかけますが、やはり応えはありません。

結局シーズン通して1回もクワイ=ガンは出ないどころか、そもそも今まで1度でもクワイ=ガンのフォース・ゴーストと通じたことがあったのかすら怪しいオビ=ワンでしたが、きちんとご褒美は用意されていました。

それは今回の1件が全て片付き、オビ=ワンが旅に出ようとしているときにふと見えるようになります。

(旅に出ようとしているのか、ただの引越しなのかはわかりませんでしたが…)

クワイ=ガン曰く、「常にここにいた」「お前にはまだ見えなかったが」とのこと。

この言葉が意味するのは何なのか、これはやはりジェダイ・コードに関わりがあるのではないでしょうか。

ジェダイ・コードについてはこちらでも考察しています。

先の記事では「オビ=ワンはクワイ=ガンに執着しているため応えてくれないのでは」と書きましたが、今回のオチを見るに、「ルークにだけ執着すること」がコードに引っかかっていたのでしょう。

レイアに会う前のオビ=ワンは、ルークを遠くから見守り(たまに差し入れをして怒られ)、時が来たら自分が訓練をしてジェダイの騎士にしようと考えていました。

しかし『オビ=ワン・ケノービ』ラストでオビ=ワンはこう言います。

The future will take care of itself.(未来は自然に開ける)

この言葉で執着から解放されたオビ=ワンには、クワイ=ガンが見えるようになるのです。

LucasFilm/Disney
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「アナキンを殺したのは自分だ」という自責の念から解放されたのも大きそうです

シーズン2からは、もっとクワイ=ガンとの絡みも見られるのでしょうか。

リーアム・ニーソン好きにとっては続きが楽しみ以外の何ものでもありませんね。


というわけであっという間に終わってしまった『オビ=ワン・ケノービ』シーズン1。

しつこくシーズン1と書いていますが、これは続編を期待しているからに他なりません。

全6話、毎回賛否両論ありましたし、私自身も「うーん」と思うことがなかったと言えば嘘になります。

でも『新たなる希望』までの空白はあと9年もあるんです。

オビ=ワンがタスケンとやり合うシーンや、クワイ=ガンとどんな話をするのか、ダース・ヴェイダーは何をきっかけに子どもが生きていることを知るのか。

知りたいことは山ほどあります。

次作に期待して待ちましょう!

以上、『オビ=ワン・ケノービ』パート6考察でした。



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