『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』第7話『名誉のために』の考察です。
ayumi14
賛否両論だったようですね…!
前回考察も是非ご覧ください。
それでは早速行ってみましょう!
目次
ボスの活躍(3週ぶり)
今回はシーズン1の最終話ということで、ここまでずっとくすぶってきたスパイスを巡る戦争が勃発します。
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戦争シーンなのに1話で終わっちゃうのか……
チャプター5・6で所謂“マンダロリアンシーズン2.5”を挟んだために、大事なクライマックスが割とあっさり描かれます。
チャプター4以来のボバ・フェットの活躍を心待ちにしていたファンも多いはず。
チャプター3でハット双子にもらったあのランコアです。
戦争の準備中もしっかり手なずけていたようで、ランコアを操りながらドロイドをやっつけていきます。
あれだけ興味津々だっただけに、この展開は割と納得です。
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でも結局最後に事態を収めたのはグローグーでした…!
ボス大活躍もつかの間、マンダロリアンとグローグーに良いところを持って行かれてしまったのでした。
また、ボバ・フェットのもう1つの見せ場、キャド・ベインとの決闘も描かれましたが、こちらのシーンはなんとたった3分。
窮地に追い込まれたボバ・フェットが、タスケンから授かったガダッフィ・スティックでキャド・ベインに止めを刺すという展開は胸熱でしたが、あの様子では恐らくキャド・ベインは死んでいませんし、ボバ・フェットもそれを承知の上でその場を去っている印象でした。
ひとりぼっちのルーク
チャプター6でグローグーがジェダイかマンダロリアン、二者択一の選択を迫られ、結果的にマンダロリアンを選んだため、タトゥイーンにやってくるという流れがありました。
恐らく、多くの視聴者が想像していた結果ではありましたし、何よりマンダロリアンをはじめグローグーと面識のあった人がみんな彼の登場を心待ちにしていたので、当然と言えば当然の結果でしょう。
この展開で一番悲惨なのはルークです。
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グローグーには捨てられ、レンには恨まれ……
ジェダイの学校の最初の生徒になるはずだったグローグー。
師匠のヨーダにそっくりで、彼との明るい未来を期待した時もあったでしょう。
今回のチャプター7ではルークの出番はありませんでしたが、グローグーが乗るXウィングにR2も乗せていたので、ルークも承知の上の離脱だったはず。
その心境を想像すると、グローグーがマンダロリアンの元に戻ってきても、素直に喜んでばかりもいられませんでした。
そして次代の統治者へ
いよいよ戦争が終結し、モス・エスパの人々からの尊敬を一身に受けるボバ・フェット。
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ランコアに乗って町中をボロボロに破壊したのに…ゲフンゲフン
もちろんその横にはフェネック姐さん。
平和な町を2人で歩きながら、「俺たちには向いてない」とこぼします。
「ファミリーを作る!」とあれだけ意気込み、フェネックやクルルサルタンなどあらゆるはぐれ者を仲間に入れて躍起になっていましたが、平和ボケする気は全くないようです。
このラストから、やはりこの『The Book of Boba Fett』の本来の意味は『ボバ・フェット書(記)』という彼が築いた歴史や功績を記した書、という意味が近いと感じます。
恐らくボバ・フェットはモス・エスパの統治者として定住することはなく、そのうちタトゥイーンからは出ていくでしょう。
ラストのボバ・フェットとフェネックの会話から、統治は若者に譲ることも出来るというような暗示がありました。
「ファミリー」という形態をとっていたからこそ、ボスが定住しなくても、統治体制が崩れることはありません。
『ボバ・フェット』シリーズ化するには、モス・エスパやタトゥイーンは狭すぎます。
むしろそうでなきゃ、ちょっと残念な終わり方ではありました。
というわけで『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』シーズン1完結です。
間髪入れずに本日、『オビ=ワン・ケノービ』が5/25に日米同時配信されることが発表されました。
『ボバ・フェット』から時間は少し遡ることになりますが、またタトゥイーンを舞台にした物語になるでしょうから、期待が高まります。
オビ=ワンはタスケンの言葉がわかるような描写があったので、もしかしたらまたタスケンとの交流も描かれるのかも…?
配信まで3ヵ月、いろいろな考察をしながら待つことにしましょう。
以上、『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』第7話『名誉のために』考察でした。