『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』第2話『タトゥイーンの部族』の考察です。
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第1話を3回観たら、あのテーマ曲が耳から離れなくなりました…
早速、第2話の考察に入っていきましょう!
第1話の考察も是非ご覧下さい↓
目次
フェネック姐さんはお見通し
今回は、ボバ・フェットのもとに送り込まれた刺客を捕まえるシーンから始まります。
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ボバ・フェット&フェネック姐さんの最強コンビを殺しに行くなんて度胸あるなぁ……
前回同様、ボバ・フェットは多少温情のようなものを見せるシーンがあるのですが、フェネック姐さんはボバ・フェットが止めなければどこまでも残酷なことをやりそうな雰囲気があります。
今回の捕縛も、ちょっと楽しんでいる様子。
あの落とし穴に落ちて、ランコアの檻が開くまでの数秒、往年の名シーンを思い出してわくわくしてしまいますよね。
画面の向こうの私たちのわくわくも、フェネック姐さんはお見通し。
ランコアの檻は空っぽです。
EP6でルークによってランコアは返り討ちにされているので、当然と言えば当然です。
ただ、気になるのは、『バッド・バッチ』に出てきたムチちゃんとEP6のランコアは別物らしく、ムチちゃんがどうなったのかが多少気になりますね。
ムチちゃん救出回の考察はこちら↓
突如出てくる日本語“Daimyo”
実は第1話を、吹き替えで2回観た後、字幕で1回観たため気づかなかったのですが、劇中で突然日本語の単語が飛び出します。
ボバ・フェットがジャバの王座に就き、大名になったというのが元々の話の流れなのですが、あまりにも自然にこの単語が出てくるので驚きました。
ジャバ・ザ・ハットも、ビブ・フォーチュナも“大名”と名乗ったことはなかったようです。
なぜボバ・フェットだけ“大名”なのか?
そもそも日本語の“大名”とは何なのか、改めて調べてみました。
「大名」とは、武家社会において、多くの所領や部下を所有する武士を意味し、その武士を「大名」と言います。
言葉の手帳
大名は、もともと地方で勢力をふるう者のことを指しました。ですが、時代が経つにつれ意味合いが変わり徐々に武家社会において、多くの所領や部下を所有する武士を意味する語として使われるようになりました。
言葉の手帳
なるほど“大名”と言うのはただの君主ではなく、「武士(戦士)」であることがキーワードのようです。
確かにボバ・フェットは、自らアーマーを身にまとい、刺客に襲われた際もすぐ臨戦態勢に入ります。
ボバ・フェットにぴったりの呼び名ですが、どのような経緯でその呼び名になったのか、他に大名がいるのか、気になるところです。
タスケン・レイダーのイメージアップ
ボバ・フェットでは第1話から、タスケン・レイダーたちが大活躍します。
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タスケン・レイダーと言えば、アナキンにぼっこぼこにされた未開の部族のイメージが強い……
映画だけだとタスケンは敵というイメージが強いですが、『マンダロリアン』から徐々にキャラクターが理解されるようになり、ここに来てとうとうタスケン・レイダーのイメージアップに成功していると言えるでしょう。
デューン・シーで遊牧生活をする謎の部族という設定でしたが、ボバ・フェットが生活を共にすることで、文明の利器を得て、互いを理解していく様子が描かれます。
スピーダーバイクに乗る練習をしたり、華麗なチームプレイを見せたりと大活躍。
最後には部族を救った恩人ボバ・フェットに服と脳みそに侵入するトカゲ(!)と武器をプレゼントし、もう完全に味方の印象です。
タスケン・レイダーの長が、自分たちは機械を持たないから隠れて生きるしかない……と弱音を吐くシーンでは、むしろ共感してしまいます。
タスケン・レイダーがボバ・フェットに授けた服や武器が、『マンダロリアン』での登場時に繋がっていく様子はかっこよくて震えました。
こうやって少しずつ、点と点が線になっていく感覚がスターウォーズ沼ですね……
以上、『 ボバ・フェット/The Book of Boba Fett 』第2話『タトゥイーンの部族』考察でした。