ミラベル好きがミルベキ作品3選

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This is the way.

ディズニールネサンス育ち。
『アラジン』は一生で一番多く観た映画になる予定。
ディズニーとスターウォーズ界隈を行ったり来たりしています。
YouTubeも更新したりしなかったり。

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大ヒット映画『ミラベルと魔法だらけの家』、考察記事のおかげで本ブログもたくさんの方に読んでいただけるようになりました。

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本当にミラベル様様なんです…

ミラベルの魅力は何と言っても楽しい音楽!

ディズニー久々のミュージカル作品ということで、特に気合が入っていましたね。

というわけで今回は、ミラベルで大活躍した作曲家兼俳優リン=マニュエル・ミランダにスポットを当てて、『ミラベル好きがミルベキ作品3選』と題して関連作品を紹介して参ります。

先にリン=マニュエル・ミランダについて簡単に紹介です。

米ニューヨーク出身。コネチカットのウェズリアン大学在学中、ミュージカル劇「イン・ザ・ハイツ」の作詞作曲を担当し、05年に自らの主演で初演。07年、オフブロードウェイで上演、翌08年にはブロードウェイに進出し、トニー賞の最優秀作品賞、最優秀楽曲賞など4冠を達成する。ミランダ自身もこの作品をきっかけにブレイクし、TVシリーズ「Dr. HOUSE ドクター・ハウス」(10)や「モダン・ファミリー」(11)などに出演。15年、脚本・作詞作曲・主演を務めたヒップホップ・ミュージカル「ハミルトン」が大ヒットを収め、トニー賞で史上最多の全13部門16ノミネートを果たし、11の受賞、ピュリッツァー賞の戯曲部門も受賞した。

リン=マニュエル・ミランダ- 映画.com

ではここから3作品紹介します。

『モアナと伝説の海』

Moana (2016) Directed by Ron Clements, John Musker, Don Hall, Chris Williams Shown from left: Moana (voice: Auli’i Cravalho), Maui (voice: Dwayne Johnson)

「アナと雪の女王」や「ズートピア」など、ヒット作を連発するディズニー・アニメーション・スタジオが、南の島と大海原を舞台に描いた長編アニメーション。「リトル・マーメイド」「アラジン」のロン・クレメンツ&ジョン・マスカーが監督を務め、海を愛する美しい少女モアナが、島の危機を救うために冒険を繰り広げる。かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われたマウイによって盗まれ、世界に闇が生まれた。それから1000年にわたり、モアナの生まれ育った島モトゥヌイでは、外洋に出ることが禁じられていた。そんなある時、島で作物や魚たちに異変が発生。海の不思議な力に選ばれた少女モアナは、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を元あった場所に戻すことができれば世界を救えると知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立つ。

モアナと伝説の海:作品情報-映画.com

モアナの魅力の1つはやはり音楽。

リン=マニュエル・ミランダは主題歌『How Far I’ll Go』の作詞作曲も担当しています。

この曲は第74回ゴールデングローブ賞の歌曲賞ノミネート、第89回アカデミー賞の歌曲賞にもノミネート。

リン=マニュエル・ミランダはディズニーで初めて携わった作品で、輝かしい結果を残したと言えます。

この主題歌以外にも、個人的におすすめしたいのはモアナの相棒的なキャラクター、マウイが歌う『You’re Welcome』です。

尊大で少し自信過剰気味なマウイが、「自分の偉業は人類に感謝されて当然」という意味を込めて歌います。

マウイの声を担当したのは、“ロック様”ことドウェイン・ジョンソン。

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ロック様、歌もうますぎます!

最初は訝しんでいたモアナも、この歌を聞いていると徐々にマウイのペースに乗せられていくのがわかります。

マウイは基本的にハイテンションで楽しいキャラですが、一方で自分の特殊な生い立ちにコンプレックスを抱えていて、それを誰にも見せずにいました。

そのマウイが自己紹介がてら歌うのがこの『You’re Welcom』。

楽しい歌の中にほんの少しだけ混ざる哀愁は、さすがリン=マニュエル・ミランダです。

ちなみに本人が参加しているバージョンは、雰囲気がガラッと変わりダークでかっこいい印象。

マウイが歌う劇中歌とは別に、ディズニーチャンネルでもお馴染みのジョーダン・フィッシャーが『モアナと伝説の海』のエンドクレジットにてこちらのバージョンの『You’re Welcome』が流れます。

最後の最後まで聴き逃さないでくださいね。

『メリー・ポピンズ リターンズ』

アカデミー賞5部門に輝いた1964年公開の名作ディズニー映画「メリー・ポピンズ」の20年後を描いた続編。大恐慌時代のロンドン。バンクス家の長男マイケルは今では家庭を持つ父親となり、かつて父や祖父が働いていたロンドンのフィデリティ銀行で臨時の仕事に就いていた。しかし現在のバンクス家に金銭的な余裕はなく、さらにマイケルは妻を亡くしたばかりで家の中も荒れ放題。そこへ追い打ちをかけるように、融資の返済期限切れで家まで失う大ピンチに陥ってしまう。そんな彼らの前に、あの「ほぼ完璧な魔法使い」メリー・ポピンズが風に乗って舞い降りてくる。

メリー・ポピンズ リターンズ 作品情報- 映画.com

この作品でリン=マニュエル・ミランダはメリー・ポピンズの友人でガス灯点灯夫のジャックを演じています。

1964年の『メリー・ポピンズ』でディック・ヴァン・ダイクが演じたバートの弟分というキャラクターです。

ゴールデングローブ賞映画部門主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にもノミネートしています。

本題からは逸れますが、メリー・ポピンズとバート、またジャックは同様に友人です。

恋人同士だと思われがちですが、原作から一貫して友人という関係は変わりません。

実際ジャックは、この今作のラストでマイケルの姉のジェーンと良い関係になりそうな場面もありました。

『メリー・ポピンズ リターンズ』での見どころは、ジャックと点灯夫たちが華麗なステップを踏む『Trip a Little Light Fantastic(小さな火を灯せ)』です。

前作ではバートが歌う『Chim Chim Cher-ee(チム・チム・チェリー)』で子どもたちに掃除夫だけが見られる特別な景色を見せていましたが、今作ではここが魅せどころ。

途中でクロスバイクも入ってきて、アクロバティックに夜の公園を駆け回ります。

リン=マニュエル・ミランダの歌だけでなく、ダンスやアクロバットも見られる貴重な1シーン。

個人的には『メリー・ポピンズ』シリーズは、子どもに“プロフェッショナル”な大人を見せるお仕事ムービーというイメージです。

バートの煙突掃除夫、ジャックの点灯夫など決して華やかではない仕事にも、誇りを持って取り組んでいるプロがいるということを子どもに見せる貴重な物語だと言えるでしょう。

『イン・ザ・ハイツ』

ミュージカル「ハミルトン」でも注目を集めるリン=マニュエル・ミランダによるブロードウェイミュージカルで、トニー賞4冠とグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した「イン・ザ・ハイツ」を映画化。変わりゆくニューヨークの片隅に取り残された街ワシントンハイツ。祖国を遠く離れた人々が多く暮らすこの街は、いつも歌とダンスであふれている。そこで育ったウスナビ、ヴァネッサ、ニーナ、ベニーの4人の若者たちは、それぞれ厳しい現実に直面しながらも夢を追っていた。真夏に起きた大停電の夜、彼ら4人の運命は大きく動き出す。「クレイジー・リッチ」のジョン・M・チュウ監督がメガホンをとり、「アリー スター誕生」のアンソニー・ラモス、「ストレイト・アウタ・コンプトン」のコーリー・ホーキンズ、シンガーソングライターのレスリー・グレイスらが出演。

イン・ザ・ハイツ : 作品情報 – 映画.com

こちらはディズニー作品ではありませんが、ミラベル好きには是非観てほしい作品。

2008年にブロードウェイで初演されたこの『イン・ザ・ハイツ』で、リン=マニュエル・ミランダは主演・作詞・作曲を務めました。

2021年映画化の際は、脇役としても出演。

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何も知らずに観ていたので「なんだか目立ってる脇役のおじさん」だと思ってました…

主演のウスナビは祖国に憧れを抱きつつ、NYでの暮らしを精一杯生きている悩める青年。

実はリン=マニュエル・ミランダ自身もNY出身ですが、プエルトリコにルーツがあります。

大学時代にすでにこの『イン・ザ・ハイツ』のプロットを書いていたということからも、彼のショービズ人生に大きな意味をもたらした作品と言えるでしょう。

こちらは映画冒頭で主人公ウスナビが自己紹介をしながら、“いつもの一日”を始めていく歌。

ウスナビの店の前ですれ違うピラグア(かき氷)屋のおじさんがリン=マニュエル・ミランダです。

ウスナビとガッチリ握手をするシーンは、過去と現在のウスナビがリンクするようで、ブロードウェイ版を観ていた方には胸熱な展開だったでしょう。

ちなみにおばあさんの後に店に入ってくる初老の男性ケビンを演じるのはジミー・スミッツ。

©️WarnerBros.
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なんだかものすごく見覚えが…???

スター・ウォーズのベイル・オーガナ役でおなじみです。

©️LucasFilm

レイア姫の養父として、最近ではドラマシリーズ『オビ=ワン・ケノービ』にも出演。

現在配信中の『キャシアン・アンドー』のストーリーにも関わりのある役です。

オーガナ議員が歌って踊る貴重なシーンも観られるのが『イン・ザ・ハイツ』。


『ミラベルと魔法の家』が好きな方におすすめの、リン=マニュエル・ミランダ関連作品3選でした。

今後は実写版『リトル・マーメイド』で、アラン・メンケンと共に音楽を担当することも決定しているそうです。

故ハワード・アッシュマンの名曲たちはもちろん、新たなエッセンスとしてリン=マニュエル・ミランダがどのような活躍をしてくれるのか、とても楽しみですね。

動画でもどうぞ!

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