『スターウォーズ:バッド・バッチ』シーズン2の第4話『Faster/ライオット・レース』についての考察です。
前回の第3話がシリアスなエピソードだったので、打って変わって今回はスター・ウォーズのわくわく部分を前面に出したような展開でした。
登場人物もシド、テク、レッカー、オメガの4人がメインでシンプル。
ayumi14
レッカー✖️オメガを推しているので、特に嬉しかった!
それでは今回もネタバレ考察に入って参ります!
目次
タトゥイーンじゃないのに砂漠でレース
今回の舞台はサファ・トーマ。
初出のようで詳しい情報はありませんが、砂漠の惑星です。
今回は邦題が『ライオット・レース』となっており、砂漠の惑星が舞台となれば、まずみなさんタトゥイーンをイメージすると思いますが、ほぼ同じ様子でした。
ayumi14
ジャバ・ザ・ハットはいませんでしたが…
シドやバッド・バッチが拠点としているオード・マンテルからサファ・トーマまでは、気軽に行ける距離のようだったので、どちらもミッド・リムにあると考えます。
タトゥイーンはアウター・リムに位置するので、サファ・トーマに関しては「ミッド・リムのタトゥイーン」くらいの感覚でしょうか。
スター・ウォーズの世界では、レースは未開発のエリアで人気がある傾向のようです。
サファ・トーマもレース場以外の描写はほとんどなかったので、大都市があるような惑星でないのがわかります。
シドって何者
今回は珍しくシドが大きくフィーチャーされたエピソードでした。
彼女に関して語られることはあまり多くないため、おさらいしておきましょう。
オーダー66以前、彼女はジェダイからも信頼を置かれており、ARCトルーパーのエコーもその評判を耳にしていた。クローン戦争終結後、銀河帝国から離反したバッド・バッチの隊員たちは、衛星パントラでオメガの誘拐を試みた賞金稼ぎの正体を突き止めるため、シドのもとを訪れた。
シド|Wookieepedia
『スターウォーズ:バッド・バッチ』シーズン1の第5話『Rampage/猛獣』で初登場しました。
シドは裏社会と繋がっており、自分が受けた依頼を下請けであるバッド・バッチに流し、報酬を山分けしています。
金に関して厳しく、あくまでバッド・バッチとは雇用主と労働者という間柄であり、それ以上はお互いに深く干渉せずにいました。
そして今回、サファ・トーマのライオット・レースを牛耳るミルレギとシドの間には、確執があることがほのめかされたのです。
だがシドは恩を仇で返すような奴だ
ミルレギ|『スターウォーズ:バッド・バッチ』
ミルレギはシドの本性についてバッド・バッチに話したくて仕方ない様子。
バッド・バッチは無視してサファ・トーマを後にしますが、この話は尾を引きそうな予感です。
というのも、バッド・バッチは現在、帝国軍にはカミーノと共に死んだものと認識されています。
もしシドがバッド・バッチの存在を帝国軍にリークすれば一発退場の状況。
そんな時に彼女に対する不信感を煽る展開があったら、これはもう立派な伏線では…?
恐らくシーズン2で明かされるであろう、シドの正体にも注目です。
戦略に必要なこと
ライオット・レースではシドお抱えのドロイドレーサー、テイ・オーが大活躍。
「ドロイドがレーサー?」と驚くバッド・バッチに悪態をつきまくるテイ・オー。
自信家で高圧的なテイ・オーは、本当に小憎たらしいキャラです。
計算なんか役に立たない
テイ・オー|『スターウォーズ:バッド・バッチ』
大事なのは戦略とスキルだ
お前にはそのどちらもない
コースのレイアウトや、出場選手の癖を計算し、勝率を上げようとするテクを、テイ・オーは完全否定。
自分の勘と経験にこそ頼るべきだと主張します。
ayumi14
ドロイドのくせに、動物的勘に頼ろうとするのか…
そんな中、ミレルギの策略によりテイ・オーはスクラップ。
人質にとられたシドを助けるため、テクはライオット・レースに参加します。
レースではテクの計算通り、序盤は最後尾で様子見をし、後半で搭載された武器を捨てて身軽になることで、一気に追い上げ優勝しました。
日常生活でもありがちなことですよね。
長年の勘を重視するお局、自分のやり方が絶対的に正しいと思い曲げない上司…。
経験が糧になることは否定しませんが、自分にはない才能を持つ者が現れた時、臨機応変に対応できるかで道が分かれることもあります。
その際に、テイ・オーのように完全否定するのではなく、テクのように自分を信じて着々と進んでいくことが大事なのかもしれません。
本筋とは関係ありませんが、今週のレッカーとオメガが可愛かったですね。
今回はレッカーは護衛役だったこともあり緊張感がなく、しきりに何かを食べている様子が見れて眼福でした。
以上、『スターウォーズ:バッド・バッチ』シーズン2の第4話『Faster/ライオット・レース』についての考察でした。