『キャシアン・アンドー』EP9『誰も聞いちゃいない!』のネタバレ考察です。
ayumi14
今までとはテイストの違うタイトル…
先に言っておきますと、『キャシアン・アンドー』は3話1ターン/2ターン1テーマで、大体3話ごとにターニングポイントがやってきます。
これについては前回記事のラストの方でまとめました。
今回のEP9はアルダーニ後のキャシアンの身の振り方を決める重要なターニングポイント。
冒頭からラストまで目が離せない展開でした。
それではここから詳しく読み解いていきましょう。
目次
ヴェルの正体
アルダーニ事件でリーダーを務めたヴェル。
キャシアンと別れた後は、真相を知っている彼を追ってフェリックスに行くなどしていましたが、再びコルサントにやってきました。
実は彼女はモン・モスマの従姉妹だったのです。
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シャンドリラ人って美人多すぎません???
ここでルーセン、モン・モスマ、ヴェルが結びつきます。
モン・モスマとヴェルのどちらがどういった経緯で反乱分子に加わっているのかまでは明かされませんでした。
しかし、モン・モスマは表舞台で元老院議員として、裏金作りをし、ヴェルはルーセンの命によって時に危険な現場にも入る活動をしています。
モン・モスマと別れたヴェルはシャンドリラに戻ると話していたので、そちらでまた新たなネットワークが垣間見れるかもしれません。
カーンくんの逆襲
前回ミーロ監査官にルーセンについて尋問され、コテンパンにやられたカーンくん。
今回定番の実家の食卓シーンでちょっと毒気味のお母さんに、問い詰められるなど相変わらず自尊心に実力が伴っておらず情けない日常を垂れ流す結果に。
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毎回食卓でブルーミルク飲んでるけど、それが余計に不味そうに見える…
その食卓でカーンくんがなんと昇進したと発言。
それまで毒づきまくっていたお母さんが一転、上機嫌になってシーンは終わりました。
と、ここでカーンくんの出番は終わりかと思いきや。
ミーロ監査官を待ち伏せして声をかけ、どちゃくそ怒られました。
どうやらキャシアンを重要視する自分とミーロ監査官を重ね合わせ、運命を感じてしまった様子。
自分でも「常軌を逸した確信」と言っていました。
もしまた近づいたらアウターリムの監獄に送ってやる
デドラ・ミーロ|『キャシアン・アンドー』
カーンくんのキャラの使い方が意外すぎて驚きました。
EP9はミーロ監査官がビックスを尋問するシーンから始まります。
最初は言葉だけで尋問していたのですが、口が固いビックスに“ゴースト”と呼ばれる拷問器具を使うことに。
とある知覚種族を虐殺した際に録音された断末魔を延々とヘッドフォンで聞かされるという拷問。
特にその中の子供たちの声の部分に特殊な効果があるとか…。
実際にビックスが廃人のようになってしまっていたことからも、相当キツイ効果があったようです。
この対比がEP9の見どころのひとつだと個人的には感じましたね。
何を“聞いちゃいない”のか
EP9のタイトルは『Nobody’s Listening!(誰も聞いちゃいない!)』。
この意味は2つあります。
ナーキーナ・ファイブからの脱獄を諦めないキャシアン。
リーダーのキノ・ロイに看守は何人いるのか、情報を得ようと躍起になります。
何か知っているようなキノ・ロイですが、口を割りません。
そしてキャシアンが叫びます。
俺らが何を言おうと 誰も聞きやしない
キャシアン・アンドー
ナーキーナ・ファイブは整然として統率された監獄ですが、内部では誰もが疑心暗鬼になっています。
「誰も聞いちゃいない」のに、周りを気にして行動に移せないこと、それが帝国側の狙いでもあるのです。
ナーキーナ・ファイブには外部の情報どころか、他のフロアの情報もあまり入ってきません。
そんな中、不穏な噂が広まります。
2階でトラブルが起き、フロア全員が処刑されたとのこと。
情報が少ない中での悪い噂なので、キャシアンたちのユニット52Dにも動揺が広がります。
そんな中、リーダーのキノ・ロイが叫びます。
よく聞くんだ ただの噂だ 本当かもしれんし 嘘かもしれんが
キノ・ロイ|キャシアン・アンドー
聞かなかったことにしろ
しかしその時の彼の表情もやはり動揺しているのです。
「聞いちゃいない」フリをしないと罰が下される、自制心と動揺に葛藤している彼の表情は、だんだん人間的な感情を取り戻してきたようにも見えました。
「誰も聞いちゃいない」、だからこそアルダーニ事件も実行出来たと言えます。
恐らくキャシアンはEP9〜EP11にかけて、ナーキーナ・ファイブを脱獄するでしょう。
誰と手を組み、その後どこへ向かうのか?
今回もまた次の展開が気になる終わり方でした。
以上、『キャシアン・アンドー』EP9『誰も聞いちゃいない!』のネタバレ考察でした。