『スターウォーズ:バッド・バッチ』シーズン2の第6、7、8話についての考察です。
ayumi14
個人的に忙しすぎて1週飛ばした+2話同時配信だったので…
観た方はおわかりの通り、第6話と第7、8話は毛色が違うストーリーなので、それぞれ分けて考察していきます。
第5話どんな話だったっけ?という方はこちらも。
それでは今回もネタバレ考察に入って参ります!
目次
第6話『Tribe /部族』
第6話では予告トレーラーにも出ていた彼がついに登場しました!
彼の名はグンジー。
ウーキー族でジェダイの生き残りという情報量多めのキャラです。
オーダー66を生き延びたものの、悪党に捕獲されていたところをバッド・バッチに助けられます。
彼は自身の部族に助けを求めるためにキャッシークに行きたいとのこと。
クローン戦争中、ウーキーは共和国側と連携し活躍した一族なので、見捨てるわけにはいかないと、一同はキャッシークへ向かいます。
ayumi14
ウーキーと共和国の活躍は『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を復習しましょう!←
グンジーは、今回時点でまだ子どもですが、そもそも幼少期にジェダイ・アカデミーに入っているので、キャッシーク時代の具体的な記憶はあまりないようです。
ジェダイは幼いうちからアカデミーで訓練を受けますが、ジェダイとして大成できなかった場合、サポート側に回っているアカデミー生も少なからずいるのです。
ジェダイ・オーダーが永続すると思われていたため、そのような運営体制だったのもあるでしょう。
しかしオーダー66のような不測の事態が起きた後、ジェダイだった者がジェダイ以外の者として生きる術は教えられていません。
グンジーは運良くバッド・バッチの助けを得られましたが、一歩間違えば密輸され、殺されていました。
スター・ウォーズと言えば、ジェダイは正義の味方と一般的に思われている側面もありますが、様々な綻びを感じられるのはドラマやアニメシリーズならではの面白さだと思います。
この説に関しては『スターウォーズ:バッド・バッチ』シーズン1第15話でも解説しているので、ご興味ある方はぜひ!
第7話『The Clone Conspiracy /戦いの傷痕』
第7話ではチューチーが登場しました!
ayumi14
チューチーって誰?(小声)
リヨ・チューチー(Riyo Chuchi)は衛星パントラ出身の女性パントランで、クローン戦争期に銀河共和国元老院でパントランを代表した元老院議員である。
リヨ・チューチー|Wookieepedia
『スターウォーズ:バッド・バッチ』より前の時間軸のアニメシリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』に登場するキャラクターです。
パドメやアソーカとも関わりが深く、そして長く活躍した議員でもあります。
そして久しぶりにキャプテン・レックスも登場。
キャプテン・レックスはコルサントで脱走兵の手助けをしていました。
どこまでも頼れるキャプテンですね…!
『スターウォーズ:バッド・バッチ』シーズン1第7話でキャプテン・レックスが登場した時もとても盛り上がったので、ぜひこちらも。
今回は年老いたクローン兵のいく末にスポットライトが。
戦うために造られ、戦うことしか教わらなかったクローン兵たちも年老いていきます。
クローン戦争が終結した今、この老兵たちの処遇を改善したい人権派のチューチー議員。
元老院で発言をするのですが、それよりも軍の新設を決めたいランパート中将たちに邪魔されてしまうのです。
タイトルが『戦いの傷痕』なので、「戦後の老クローン兵の処遇についてがテーマなんだな」と感じますが原題『The Clone Conspiracy』は少々意味合いが異なります。
「Conspiracy」とは「(徒党を組んだ)陰謀」という意味です。
この第7話ではランパート中将の指示で、カミーノが崩壊したことがチューチー議員やオーガナ議員に知られることになるので、“陰謀”と聞くとこのカミーノの件をイメージしますが、一体どうなるでしょう。
第8話『Truth & Consequences /真実と結末』
ayumi14
まだ8話なのに「結末」ってどういうこと??
第7話から続いて、ランパート中将がカミーノ崩壊に関与している証拠を探すバッド・バッチとキャプテン・レックス。
一方オメガはチューチー議員と共に元老院議会に参加します。
オメガはカミーノ崩壊に大変なショックを受けていて、それに関与しているランパート中将が裁かれないのが許せない様子。
確かに、オメガはバッド・バッチと出会うまでカミーノのラボから出ずに生活しており、カミーノは思い入れの深い故郷です。
自分の想いをきちんと伝えることが出来るようになったオメガを見て、成長したなぁと感じずにはいられません。
バッド・バッチが探し出したカミーノ崩壊にランパート中将が関わったとされる証拠。
カミーノがランパート中将の指示により攻撃される様子が、元老院議会で共有され、一気に非難が集まります。
この様子をじっと見つめるオメガにもさらに成長を感じました。
以前のオメガだったら、こんなショッキングな映像からは目を逸らしていただろうなぁと。
しかし結局、パルパティーン皇帝の鶴の一声で、ストームトルーパーによる軍の新設は決まってしまいます。
皇帝曰く「カミーノ崩壊のような理不尽な攻撃にも従ってしまうクローン兵は信用ならない」。
チューチー議員やキャプテン・レックス、バッド・バッチはクローン兵のためを思って奔走しましたが、結果的に窮地に。
そしてラストも衝撃。
なんとエコーが離隊し、キャプテン・レックスと同行することになりました。
オメガが議会に参加している間に、決めたようです。
急な出来事にオメガは動揺します。
しかし思えば、『スターウォーズ:バッド・バッチ』シーズン2は第1話からエコーの見せ場が多く、伏線だったと思わせる発言もしばしば。。。
特に第2話のエコーの名言には泣かされました。
バッド・バッチの中でも一番機械に近い存在でありながら、徐々に正義について考え行動するようになったエコー。
バッド・バッチのように、ずっと身の振り方に迷っているチームに属するよりも、キャプテン・レックスについていくのが幸せでしょう。
最後にはオメガも納得していましたが、視聴者の気持ちはそっと置かれたまま第8話は幕を下ろしました。
正直エコーの離隊に関しては、「こういう展開もあるのか…」と気付かされました。
『スターウォーズ:バッド・バッチ』はシーズン1オープニングでクロスヘアーが離隊するものの、それ以外のメンバーについては抑制チップの発動や危機一髪を乗り越え、ずっと共にいるものだとばかり思っていたのです。
でもエコーの離隊は、それだけ彼らの自我が芽生えてきた証でもあります。
戦うことしか知らないクローン兵が、戦後にどう生きるかはメインテーマでもあるからです。
特に第7、8話の余韻がすごすぎて、気持ちを切り替えるのが難しそうですが、シーズンはまだ折り返し地点です。
『スターウォーズ:バッド・バッチ』シーズン2の第6、7、8話についての考察でした。