バッド・バッチ第15話で考える「スターウォーズに悪役いない」説

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『バッド・バッチ』第15話『カミーノへの帰還』の考察です。

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いよいよ残すところあと2回……

もう毎週同じこと言ってますね。

私はモグリなので、マンダロリアンもシーズン2配信中にシーズン1から追いかけたほどなので、リアルに第1話からスターウォーズのシリーズを追いかけるのは初めてなのです。

だからちょっと(いや、すごく)感慨深いです。

というわけで今週も宜しくお願い致します。

前回考察も是非ご覧ください。

ツンデレの極意

前回、クロスヘアー率いる帝国側に捕らえられてしまったハンター。

カミーノへ移送されたハンターを追って、残されたバッド・バッチたちは出発します。

クローン兵の訓練施設でかつての仲間が一堂に会したとき、口数の少ないクロスヘアーが語ります。

「俺も仲間だったはずだ 忘れたか」
「俺は忘れてない」

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うおおおおおおごめんねぇぇぇぇーーーー!!!!

この『バッド・バッチ』15話を通して、クロスヘアーはほとんど初期の段階から仲間内ではちょっと逸れた存在でした。

そしていよいよ部隊と分かれてしまった後は、ほとんど音沙汰もなく、たまに会っても戦闘シーンのみ。

思いのたけを伝える機会は与えられていませんでした。

まだ「仲間」というワードが出てきたことに良い意味で驚きました。

「だからくれてやろう お前が俺に与えなかった “チャンス”を

このセリフからは、胸が痛んでしまいました。

仕方のない事情だったとはいえ、クロスヘアーと分かりあえずに(案外あっさり)置き去りにしてしまったことは、孤独になったクロスヘアーには思いのほか堪えていたようです。

戦闘に使う駒として生み出されたクローン同士、元をただせば全員同じなのに、こんなに複雑な感情でぶつかり合うのを見るのは切ない……

その後、オメガが発動させたドロイド相手に久しぶりに5人が協力して戦うシーンで、エンディングテーマがここぞとばかりに流れるシーンは、このシーズンの大きな見せ場だったのではないでしょうか。

スターウォーズに悪役はいない

そもそも、『バッド・バッチ』に限らず、スターウォーズシリーズには悪役はいません。(私感)

ダースベイダーも元からダークサイドだったわけではなく、パドメや子供を守れると思い込んで結果的にダークサイドに堕ちただけ。

逆にジェダイオーダーも、なんだかよくわからないけど大量のクローン兵GET!戦争じゃー!(byマスターヨーダ)と舵を切ってしまうあたり、ライトサイド=完全な正義とは言い難い構造があります。

今回のクロスヘアーの件も同様です。

頭に埋め込まれた抑制チップのせいで帝国側についているのだろうと思っていたクロスヘアーが、実はとうの昔に抑制チップを取り除いていたことが発覚しました。

彼は彼自身の正義=帝国を信じて行動していたわけです。

バッド・バッチたちはハンターを始め、全員が「正義」を見失って路頭に迷っている状態。

今まで完全に敵だと認識していたクロスヘアーが、実は一番きちんと「自分の道」を見出していたことがわかります。

スターウォーズは登場人物がとても多い分、それぞれの「正義」や「道」が錯綜していて、大人になってから観ると改めて様々な側面に共感させられますね。

今週の推し観察日記

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なんでオメガはハンターに心酔してるの……??

今回も冒頭から「ハンターを助けなきゃ!」「ハンターのために!」とそればかり。

普段あんなにレッカーにかまってもらってるくせに…!と嫉妬(?)してしまいます。

ちなみに最近、エコーが人間的な気遣いを見せるシーンが多いことに少しほっこりしています。

例えば今回なら、久しぶりに故郷カミーノへ帰ってきて、複雑そうな表情を見せるオメガに「大丈夫か?」と声を掛けたり。

エコーはバッド・バッチの中でも一番異質で、ほとんどサイボーグのような存在なので、人間的な成長を感じられるととても嬉しくなります。

オメガと接することで、バッド・バッチのメンバーそれぞれが「クローン」という括りから離れて、「人間」になっていっているような気がします。

さて、いよいよ来週はシーズン1最終回!

泣いても笑ってもしばらくお別れです。

以上、『バッド・バッチ』第15話『カミーノへの帰還』考察でした!



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