『キャシアン・アンドー』EP8『ナーキーナ・ファイブ』のネタバレ考察です。
ayumi14
大義に目覚めない主人公にヤキモキして早8話目!
前回はキャシアンの養母であるマーヴァが老体に鞭打って再び大義に目覚め、キャシアンとは別行動を取ることになりました。
投獄されたキャシアンはどうなってしまうのか?
それでは今回も解説というよりはお勉強になりますが、宜しくお願い致します!
目次
カーンの真意
標準局に再就職したカーンは、職権を利用しキャシアンの情報を集めようとしていました。
1ヶ月に6回もキャシアンの情報照会をしようとして、とうとうモーラーナ宙域担当のミーロ監査官に呼び出されます。
何か企んでいるのではないかと散々尋問されますが、カーンは自分を失職させた犯罪者のキャシアンを追い詰めたい以外の意図はなく、それ以上のことは何も言いません。
ayumi14
まさかカーンくんに何か作戦が…!!??と期待してしまったけど拍子抜けでした。
カーンは「自分は優秀」という自負が大きく、そのプライドを傷つけたキャシアンが許せないだけ。
気持ちはわかりますが、カーンのプリ=モーでの仕事ぶりを見ても、意識は高いものの決して容量の良い方ではありませんでした。
ミーロの尋問の中で、ルーセンの特徴について問われた時も、具体的に訊かれた途端、自信なさげな口調になってしまいます。
これ以上キャシアンについて詮索するなと釘を刺されたカーン、今後どのように物語に絡んでくるのか、ちょっと心配な終わり方でした。
大義に目覚めざるをえないむごさ
言われのない罪で6年の懲役刑になってしまったキャシアンが送られたのはナーキーナ・ファイブという惑星。
キャシアン自身もその存在を知らなかったようですが、ナーキーナ・ファイブやモーラーナ・ワンなど、この時代独特の惑星の呼び名が知れるのも面白いですね。
ナーキーナ・ファイブは一見整然とした刑務所で3000人以上の囚人が所属。
刑務官もいますが、囚人を細かく分けて、囚人同士を管理させるシステムで成り立っています。
キャシアンが配属されたユニット52Dにも囚人でありながら責任者となる人物がキノ・ロイ。
ayumi14
あ!東京コミコンに来る人だ!!
個人的にこの刑務所が、完全にカイジの地下強制労働所のようでちょっと面白くなってしまいました。
ちなみに囚人には特に報酬が支払われるわけではありませんし、キンッキンに冷えたビールもありません。
あるのはチューブ食と過剰な競争のみ。
途中で囚人の1人が自殺する場面はありますが、周りの囚人たちは人員が減ったせいで作業が遅れて迷惑だと言うだけでそれ以上の感情はないようです。
囚人たちがピリピリしているのには訳があり、アルダーニの件以降、刑期が意味もなく倍になるなどの理不尽な仕打ちがあったとのこと。
キャシアンはその件に自分が関わっているなんて、とても口に出せません。
スター・ウォーズの憎いところは、一見悪と思われるキャラ・正義と思われるキャラにも別の側面があり、100%悪・100%正義のいずれも存在しないとわからせるところです。
特に『キャシアン・アンドー』は派手なアクションや既存キャラ人気に捉われない重厚なストーリー展開が注目されています。
今後もこういったキャシアンを大義に目覚めさせるためのむごい展開がビシビシ投入されるのではないでしょうか。
ルーセンの意志
とうとうルーセンがソウ・ゲレラに会いに行きました。
ここで一応ソウ・ゲレラについて引用です。
ソウ・ゲレラ(Saw Gerrera)は人間の男性で、クローン戦争中にオンダロン反乱軍の兵士として独立星系連合と戦ったレジスタンス戦士。妹スティーラ・ゲレラやラックス・ボンテリらと共にオンダロン内戦で重要な役割を果たした。クローン戦争終結後、彼は新政府銀河帝国に立ち向かう反乱同盟軍に加わり、反乱運動における重要人物となった。ゲレラは過激な戦術で有名で、その悪評は帝国のみならず後世の新共和国の人々にも記憶されていた。
ソウ・ゲレラ|Wookieepedia
そして彼が口々にさまざまな派閥をディスり始めます
- 新共和主義
- ゴーマン戦線
- パルチザン
- 宙域主義
- 人間崇拝
- 銀河分割主義
どの派閥も壊滅しているのです。
What are you,Luthen?
Saw Gerrera|Andor
I’ve never really known.
(あんたは?ルーセン 俺にはわからん)
ayumi14
確かにルーセンは反乱分子であることは間違いないけど、どんな思想を持っているのか謎の人物のままですね…
しかしルーセンはルーセンでソウに思うところがあるようで、強烈にディスって喧嘩別れすることになります。
同じ反乱分子の中にも、山ほど思想の違いがあることがわかるシーンでした。
ただルーセンが言うように、「圧政が反乱を生む」のは間違いないでしょう。
特にナーキーナ・ファイブでキャシアンが目の当たりにしているのが正にそれです。
帝国の圧政の皺寄せが関係のない大勢の人々にまで及ぶ状況は、ナーキーナ・ファイブごと蜂起して反乱が勃発してもおかしくないほど歪んでいます。
アルダーニの事件についても、モン・モスマは決して賛同していません。
しかしルーセン的には、これくらい大胆なことをやらなくては帝国を動かすことは出来ず、結果的に反乱も起きないので意味がないということなのでしょう。
今回8話なので、全体の1/3が終わりました。
シーズン1で1年間の出来事を描く予定ですが、今回の8話のみで1ヶ月が経過しています。
EP1〜3 | キャシアンがフェリックスを発つ | 2日 |
EP4〜6 | アルダーニ事件 | 3日 |
EP7〜9 | キャシアン投獄 | 1ヶ月弱(?) |
EP9までで2ヶ月程度経過するものと仮定した場合、残り2/3で10ヶ月を描かなくてはならず、どうなることやらですね。
以上、『キャシアン・アンドー』EP8『ナーキーナ・ファイブ』のネタバレ考察でした。