バッド・バッチ第16話で気づくローグ・ワン的新しい物語の作り方

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ディズニールネサンス育ち。
『アラジン』は一生で一番多く観た映画になる予定。
ディズニーとスターウォーズ界隈を行ったり来たりしています。
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『バッド・バッチ』第16話『カミーノ滅亡』の考察です。

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いよいよ最終話です……

もうタイトルから切な過ぎます。

前回第15話でも空爆に備えて、施設内すべてから人が消えた様子が映されて、「食堂でレッカーが暴れてたな…」とか「この訓練所でテストがあったな…」とか作っている側も絶対哀愁に浸ったであろう演出が多かったのですが、最終話はもうタイトルからヤバイです。(語彙)

前回記事はこちらからご覧下さい。

というわけで今週も宜しくお願い致します。

バッド・バッチにおける“バギーちゃん”的AZI

バギーちゃんって誰ですかという方はこちら。

1983年公開、ドラえもんの映画シリーズ第4作
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アラフォーくらいの方は「バギーちゃん」と聞けば泣けてしまうくらいの一体感があるのでは?

道案内したり、いろいろ役に立ってくれるのに、最終的にみんなを助けるために自爆してしまう彼です。

個人的にスターウォーズは、ラストあたりで誰かが死なないと終わらないと思っていて(私観)、先週久しぶりにAZIが出てきて「死ぬなら絶対こいつだな」と目星を付けていたんです(超私観)。

その時、海底鬼岩城のバギーちゃんを思い出して、バッド・バッチシーズン1ラストでAZIのネジを持って涙するオメガの横顔が見えた気がしました。

実際は電池切れになっただけで、シーズン2からは共に旅をする仲間になりそうな展開だったので、安堵です。

ちなみに、AZIの名前の由来についても少しだけ考察します。

オメガの名前の由来については以前考察した記事をご参照下さい。

オメガと共に作られたジャンゴ・フェットの純クローンであるアルファ(ボバ)。

「アルファ=最初」「オメガ=最後」つまりアルファベットで言うところの「A-Z」です。

実際AZIは外科助手AZシリーズのドロイドなので、必ずしもオメガやボバの件と関わりのあるキャラではありませんが、なんだか偶然というにはちょっと出来過ぎているようなキャラのようにも思えます。

新時代の物語『ローグ・ワン』と『バッド・バッチ』

前回に引き続き帝国の空爆により、カミーノは滅亡させられます。

雨が降り続いている惑星なので地上は海に覆われ、高層の建物の上で生活することで成り立っていたカミーノなので、建物が沈んでしまうと逃げ場はありません。

冒頭から都市がボッコボコにやられて、建物内に取り残されたバッド・バッチたちはかろうじて生きてはいるものの、建物内に入り込む水で溺死しそうになったり、海中の連絡トンネルを移動する途中でも海中の巨大生物に襲われて死にそうになったり、とにかく八方ふさがりの悲惨な状況が続きます。

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ローグ・ワン的すぎて、これシーズン2ないわ…と覚悟しました。

一応『ローグ・ワン』のあらすじを引用します。

前シリーズとは異なり、『ローグ・ワン』にはジェダイが登場しない。本作は、フォースを使えない普通の人びとから成るグループが、帝国の支配から銀河を取り戻すために戦う物語である。オリジナルの3部作と異なり、善と悪、黒と白をはっきりさせていない。エドワーズは「セレブレーション・アナハイム」で本作は「リアルな世界を描いている」と語った。

Wookieepedia『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

これだけ読むと、『ローグ・ワン』は『バッド・バッチ』の物語と似ているように感じます。

  • ジェダイが登場しない
  • 仲間の絆を描く
  • 善悪がはっきりしない(帝国にも共和国にも属さない分隊)
  • リアルな世界(道に迷った社会人的描写の数々)

求められる物語の構造が時代と共に変わってきて、スターウォーズは上手くそれに順応する物語を創り出し続けているとも言えるのかもしれません。

今週の推し観察日記

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今週で推し観察日記終わりかいいいいい!!!!

寂しい限りです。

非常事態が続いた為、全体的にセリフ自体が少ない回だったものの、オメガが良いことを言っていました。

「私はこのラボ育ちで みんなが作られるまでは孤独だった だからまた会おうとしたの」

この言葉に、シリーズ冒頭からの違和感が全て解けた気がしました。

なぜオメガが最初からバッド・バッチに距離感が近かったのか、なぜ危険な旅なのに一緒にいようとするのか。

自分にとって弟たちのような存在であり、兄や保護者のような存在でもあったからです。

オメガは前述のようにアルファ(ボバ)と共に作られましたが、アルファはジャンゴに息子として育てられたため、実際は本当にラボで独りきりだったのでしょう。

その複雑な生い立ちを想うと、オメガ自身もただの子どもではないということがわかります。

というわけで『バッド・バッチ』シーズン1駆け抜けました!

ブログを開設して初めて、毎週決まったネタで更新しました。

最初から「最終話まで毎週書くぞ~!」と思っていたわけではなく、いつの間にか習慣になっていたので、全16話は本当にあっという間でした。

続けられたのも、見に来て下さる皆様のおかげです。

スターウォーズシリーズの最新作がまた配信されればもちろん今回のように毎週更新するでしょうし、これからしばらくは『クローンウォーズ』などのシリーズに手を付けなければ…!と早くも課題山積みです。

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是非今後も本ブログを宜しくお願い致します!

以上『バッド・バッチ』第16話『カミーノ滅亡』の考察でした。

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