映画好きの間で意見が分かれやすい字幕派vs吹き替え派。
あなたはどちら派ですか?
私は初めて観る作品や、内容が難しいものは吹き替え派。
何度も観ている作品や、特に好きな俳優が出ているものは字幕で観ます。
ayumi14
最近では旧作の『トップガン』を吹き替えで観て後悔しましたね…
今回は吹き替えに焦点を当てたいと思います。
主にディズニー・ルネサンス期〜現在までの、様々な作品で吹き替えを担当した方を紹介していきます。
独断でチョイスしているので、「この人の吹き替えも好き!」などコメントくださると嬉しいです。
目次
アースラ/『リトル・マーメイド』
アースラの声を担当したのはタレントでオペラ歌手の森久美子さん。
アースラが変身した姿のバネッサも森さんが演じています。
制作当時、アースラ役の日本語版の吹き替え俳優決めが難航していました。
そんなとき白羽の矢が立ったのが森さん。
理由はなんと「見た目が似ているから」だったそう。
アラジン/『アラジン』
初代アラジンの声を担当したのはタレントの羽賀研二さん。
2008年版からは2代目の三木眞一郎さんが担当しています。
ファンの間では「羽賀ジン」「三木ジン」と呼ばれ、その絶妙な違いは鉄板の話題です。
羽賀さんがアラジン役を降板したのは、2007年に、詐欺・恐喝未遂で起訴されたからだと言われています。
しかしそもそもアラジン自身が盗人で嘘つきな一面もあるキャラクター。
羽賀さん自身のキャラがアラジンに合っていたという声も少なくありません。
ヘラクレス/『ヘラクレス』
ヘラクレスの声を担当したのはTOKIOのドラマー松岡昌宏さんです。
ディズニーランドでのスペシャルイベントやゲーム『キングダム ハーツ』では松本保典さんが演じているため、松岡さんバージョンは映画のみ。
ヒロインのメグ役は工藤静香さんです。
挿入歌『恋してるなんて言えない』も工藤さんが歌っています。
クスコ/『ラマになった王様』
クスコの声を担当したのは俳優の藤原竜也さん。
続編の『ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦』では森久保祥太郎さんが演じているため、映画版でのみ藤原さんの演技を聴くことが出来ます。
藤原さんは当時19歳。
クスコは17歳の設定ですので、年齢的にもぴったりです。
マイロ、キーダ/『アトランティス 失われた帝国』
マイロの声を担当したのはV6の長野博さん。
英語版は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公で有名なマイケル・J・フォックスが務めているのも貴重です。
キーダの声は女優の木村佳乃さんが務めています。
『アトランティス 失われた帝国』はウォルト・ディズニーの生誕100周年記念作品。
他には女優の高島礼子さんやDREAMS COME TRUEの吉田美和さんも参加しています。
ジム/『トレジャー・プラネット』
ジムの声を担当したのはタレントの加藤晴彦さん。
当時27歳の加藤さんが、15歳の反抗期の少年の声にハマっているのが意外です。
声優経験が少ないからこそ、逆にぶっきらぼうな感じが出ていて、ジムのキャラに合っているという声もあります。
ラプンツェル/『塔の上のラプンツェル』
ラプンツェルの声を担当したのはタレントの中川翔子さん。
宣伝プロデューサーがアメリカで作品鑑賞後、すぐに中川さんにラブコールを送ったという逸話も。
中川さん自身も「決定した瞬間は時が止まったように感じました。まだ夢の中にいるようで信じられないくらい嬉しいです」とコメントしています。
アナ、エルサ/『アナと雪の女王』
アナの声を担当したのは女優の神田沙也加さん。
エルサの声を担当したのは女優の松たか子さんです。
2人とも歌唱パートも担当し、ハマり方はディズニー吹替随一という声も。
また2人の母親イドゥナの声は女優の吉田羊さんが担当しています。
ジュディ/『ズートピア』
ジュディの声を担当したのは女優の上戸彩さん。
ジュディのキャラクター性が上戸さんにぴったりということで起用が決まりました。
上戸さんは2002年公開の『ピーター・パン2 ネバーランドの秘密』でウェンディの子供時代を演じており、ディズニー吹替は2作目です。
マウイ/『モアナと伝説の海』
マウイの声を担当したのは俳優の尾上松也さん。
実は声優初挑戦だった尾上さん。
マウイが最初に登場するシーンについては「右も左もわからない手探りの中、始まったので、いま観てもなんだか気恥ずかしいシーンですね」と語っています。
個人的に羽賀ジンを何百回観て育ったので、いまだにYouTubeなどで羽賀ジンバージョンの動画を観ると胸が高鳴ります。
羽賀ジンの「本当に信用していいんだろうか…?」と本能的に感じさせる危うさがたまらないです。
意外と気づかずにスルーしがちな吹替について、次回鑑賞する際はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。