【先取り】主題歌から読むバズ・ライトイヤーのスター性

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ディズニールネサンス育ち。
『アラジン』は一生で一番多く観た映画になる予定。
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2022年7月1日、ついにピクサー最新作『バズ・ライトイヤー』が公開されます!

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通称、「きれいなバズ」……!

今回は公開前の限られた情報の中から、「事前に知っていると物語に深みが増すかも?」と思われる角度から考察していきます。

というわけでテーマは主題歌『Starman』についてです。

早速参りましょう。

『トイ・ストーリー4』考察動画もお時間あれば是非!

バズとデヴィッド・ボウイの共通点

まずは『バズ・ライトイヤー』について紹介します。

「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーは、 アンディ少年のお気に入りのおもちゃで、 彼の人生を変えるほど夢中になった“大好きな映画” の主人公──

有能なスペース・レンジャーのバズは、自分の力を過信したために、 1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。
彼に残された唯一の道は、全員を地球に帰還させること。
猫型の友だちロボットのソックスと共に、不可能なミッションに挑むバズ。
その行く手には、孤独だった彼の人生を変える“かけがえのない絆”と、 思いもよらぬ“敵”が待ち受けていた…

作品紹介・あらすじ・キャスト情報|バズ・ライトイヤー
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バズって単独のヒーローだと思っていたけど、チーム物のストーリーがあるキャラだったんですね!

今回の『バズ・ライトイヤー』は、『トイ・ストーリー』に出てくるバズとはそもそもキャラ(性格)が違うということです。

一旦『トイ・ストーリー』スイッチをオフにしないと、導入でコケそうなので注意しましょう。

そしてこの映画の主題歌が『Starman』です。

大好きです

デヴィッド・ボウイ演じる架空のロックスター“ジギー・スターダスト”が1972年に発表しました。

『Starman』はこのジギーのアルバムの4曲目に収録されており、この曲が収録されている『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』というアルバム全体を理解しなければ、『Starman』を解釈するのは難しいでしょう。

本人演じるキャラ(性格)
バズ・ライトイヤーバズ(トイ・ストーリー)
デヴィッド・ボウイジギー・スターダスト

『Starman』と『Star』の違い

では『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』の前提となる設定を紹介します。

©Universal Music

まずこの長すぎるタイトル、直訳すると『ジギー・スターダストと火星からの蜘蛛の興亡』、現行版では『ジギー・スターダスト』というシンプルなタイトルです。

5年後に迫る資源枯渇を原因とする人類滅亡の危機に、救世主として異星より来たバイセクシャルのロックスター「ジギー・スターダスト」の物語からなる。
その名“ジギー”はイギー・ポップから、“スターダスト”は、テキサスのミュージシャン、レジェンダリー・スターダスト・カウボーイが由来となっている。
自らが異星からやってきた架空のスーパースター「ジギー」となり、ロック・スターとしての成功からその没落までを描く物語を、アルバムに収録された曲で構成している作品である。

ジギー・スターダスト|Wikipedia

このアルバムはいわゆるコンセプトアルバムなので、全曲通して解釈する必要があります。

以下、簡単にそれぞれの曲について解説します。

曲番原題
邦題
要約
1Five Years
5年間
資源枯渇まで5年という現実を目の当たり
にした人々の荒んだ生活を描写している
2Soul Love
魂の愛
終末期の様々な形の愛について説く
「愛とは過ち」と諦観している
3Moonage Daydream
月世界の白昼夢
困惑する群衆に対して救世主
としてのジギーの有り様を示す
4Starman
スターマン
宇宙からやってきて子供たちに
語り掛けるスターマン
5It Ain’t Easy
イット・エイント・イージー
大変な状況にあっても高みを目指すことは
簡単なことではないと唱える
6Lady Stardust
レディ・スターダスト
ジギー自身の活躍と人気を
ファンの目線で語る
7Star
スター
ロックンロールスターになる意気込み
8Hang Onto Yourself
君の意思のままに
ジギーとその仲間たち(スパイダース)
によるエロティックな曲
9Ziggy Stardust
屈折する星屑
スパイダースのメンバーによる
ジギーの回顧録
10Suffragette City
サフラジェット・シティ
バイセクシュアルであるジギーが
男→女へと乗り換える
11Rock’N’Roll Suicide
ロックン・ロールの自殺者
精神が困憊してしまっているジギーを
自身が救おうとする

シンプルに説明すると、「世界をロックで救おうとするが、最後は自分自身も救えなくなってしまう」というミイラ取りがミイラになってしまったようなストーリーです。

  • 資源が『Five Years』で枯渇する事を知った世界は『Moonage Daydream』のようなジギーの登場を目の当たりにする。
  • ジギーは『Starman』になることを目指し、苦悩の末『Star』になった。
  • 『Starman』は宇宙の超人的な存在だったが、『Star』は元が人間なので苦難が多い。
  • 『Star』の重圧に耐えられず『Rock’N’Roll Suicide』してしまう。

アルバムは後半になるにつれてロック色が強くなり、A面(1~5曲目)とは様相が変わってきます。

『Starman』はA面ですので、「これから世界は救われる」という期待感満載です。

タイトルだけ見てもわかる通り、『Starman』になることは『It Ain’t easy』。

つまりあの華やかで希望に満ちた『Starman』の裏側が『It Ain’t easy』、この2曲は表裏一体です。

A面では『Starman』として救世主になることを決意して踏み出すジギーの姿を、B面では『Star』になったものの人知を超えた存在になることは出来ず苦悩の末消えていく姿を表現しています。

バズは『Starman』なのか

では話を『バズ・ライトイヤー』に戻しましょう。

©Disney/Pixar

前述のようにスペース・レンジャーとして活躍するバズの超重要なミッションの様子が描かれます。

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本作では人類が惑星に不時着して1年ということで、不測の事態ということを考えると、『Five Years』も余裕はなさそうな模様。

この『バズ・ライトイヤー』は、アンディが幼少期に見て影響された映画という設定です。

初代『トイ・ストーリー』でアンディはバズをプレゼントでもらって喜んでいるだけでなく、誕生日パーティーに来ている友だちも同じように盛り上がっているので、当時の子どもたちの間で絶大な人気があった設定なのでしょう。

『トイ・ストーリー』で観るバズのキャラクターで考えると、責任感と正義感が強い、まさにヒーローといった人物像でした。

しかし『バズ・ライトイヤー』のあらすじを見る限り、バズの失敗で不時着していたり、ミッションが上手くいかなかったりと、必ずしも順風満帆な活躍ではなかったようです。

そう考えると、バズは『Starman』を目指す『Star』ジギーのような存在。

ではここから、この『バズ・ライトイヤー』を観ていたアンディの視点で考えてみます。

アンディにとってバズは、映画の中のヒーローです。

『トイ・ストーリー』でのバズへのハマり具合を見ると、圧倒的なヒーロー性を感じていることがわかります。

実際は『Star』に近いキャラだったバズも、アンディにとっては『Starman』なのです。

『Starman』の歌詞にも、こうあります。

Don’t tell your poppa or he’ll get us locked up in fright.
(パパには内緒、スターマンを怖がって閉じ込めるから)

『Starman』David Bowie

『Starman』自体が子どもに語り掛ける未確認生物(Starman)という設定。

それを大人は怖がって閉じ込めてしまうという表現は、まるで夢中で遊んでいるおもちゃを大人に仕舞われてしまうという描写によく似ています。

今回の『バズ・ライトイヤー』は『トイ・ストーリー』とは別の世界線に位置していますが、主題歌にきちんとアンディを隠すあたりが泣かせますね。


大人も子供もアンディになって、劇場で『バズ・ライトイヤー』を楽しみたいですね。

以上、『バズ・ライトイヤー』の先取り考察でした。


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